タイマッサージとわたし その1

タイマッサージを始めてもうすぐ10年、オーナーセラピスト 小川のタイマッサージ人生を一挙公開!
独立願望のなかったわたしがチャーンピンオープンに至った経緯を語ります。

タイマッサージとの出会い

友だちがタイマッサージのセラピストをしていて、どんなものかはわからなかったけどタイマッサージの存在を知りました。後々、彼女の紹介でポーチャイに入るのですがこの時はそんな運命も露知らず。

大学を卒業して某ビジネスホテルチェーンに就職し夜勤のシフトが体に合わず、体調を崩し1年でリタイヤ。慣れない夜勤と社会人生活で心と身体のバランスを崩していた私はマッサージや鍼灸に癒しを求めて通っていました。誰かに労ってもらえる。それだけで心が救われたような気がします。

半年間の休養期間を経て、「自由そうでタイマッサージセラピストいいかもしれないな」と軽く考えながら求人を見つけた温浴施設(スーパー銭湯)内のタイマッサージ屋さんに所属することになりました。続けていく内に人を癒すリラクゼーションの仕事に楽しさとやりがいを見つけました。

変化のきっかけ

いつだって人不足なマッサージ業界は大忙し。20代とはいえ、がむしゃらに教えてもらった施術をこなしていては自分の体に負担がかかります。動きの基礎ができていない体に無理をしてなんとかお客さまを満足させようと頑張ります。

そんな時に偶然にも今度は太極拳に出会い、動き方や生活習慣など自身を変えていくことに興味がわいてきました。わたしは元々、とても猫背で過呼吸や胃痛などの症状がありました。今思えば、原因は明らかなのですが当時はとても辛いけどわたしはこういう人間で、辛いのは仕方のないことだと思い込んでいました。自分自身を変えることはとても大変で自分と向き合うには覚悟がいることです。わたしが出会った楊明時太極拳は人と争う武術太極拳ではなく健康法で呼吸法によって氣を養います。呼吸によるコントロールをはじめたのは太極拳がきっかけでした。

更なる転機

セラピストにとってよくあることなのですが、マッサージ屋さんは夜遅くまで営業しているのが当たり前でわたしも温浴施設で24時過ぎまで勤務することも多く、知らず知らずに疲労が溜まっていたのです。

そんなある日の帰り道、私は追突事故を起こしてしまったのです。この事故がきっかけで生活習慣を改め、深夜まで働くことを辞めようと思ったのです。
ちょうどその頃、同時進行で先述のタイマッサージを知るきっかけになった友だちの紹介でポーチャイで働きはじめたところだったので温浴施設を辞めて、念願の専属のセラピストになりました。名古屋でも有名なタイ古式マッサージの老舗のポーチャイで約7年勤務したことはとても大きな糧を得ることとなりました。

 

その2へ続きます。